世界最大の自転車見本市「ユーロバイク」の開催地がドイツ南部のフリードリヒスハーフェンから国際金融都市フランクフルトに移転することが決まった。フランクフルト見本市会社とフリードリヒスハーフェン見本市会社が6月29日に発表した。フランクフルト見本市会社はIAA国際乗用車見本市の喪失に伴う大きな穴をわずかながら埋めることになる。
ユーロバイクは1991年からフリードリヒスハーフェンで開催されている。大きな見本市に成長したものの、同市は交通の便が悪いボーデン湖畔にあることから、国外からの出展者と訪問者にとっては不便が多い。ドイツ最大の空港を持つフランクフルトに移転すれば、この問題を解消できることから、両見本市会社は手を組むことにした。
両社は協業に向けすでに合弁会社フェアナミック(Fairnamic)をフリードリヒスハーフェンに設立した。新会社はユーロバイクと航空見本市「AERO」を担当する。ユーロバイクはフランクフルト開催に変わるものの、AEROは今後もフリードリヒスハーフェンで行われる。
フランクフルト初開催となるユーロバイクは来年7月13~17日の5日間、実施される。