5月の機械業界受注47%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の5月の新規受注高は前年同月を実質47%上回った。世界経済が急速に回復しているほか、比較対象の昨年5月はコロナ禍で受注が大幅に落ち込んでいたという事情がある。VDMAの主任エコノミストはサプライチェーンのひっ迫と、国境閉鎖を巡る新たな論議が目下の懸念材料だと述べた。

新規受注を地域別でみると、国内が33%、国外が55%増加。国外はユーロ圏とユーロ圏外がともに55%伸びた。

特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、3~5月は前年同期比で実質47%増えた。国内が36%、国外が52%増加。ユーロ圏は58%増、ユーロ圏外は50%増だった。

1~5月の累計も前年同期を25%上回った。国内が14%、国外が30%増加。国外はユーロ圏が34%増、ユーロ圏外が29%増だった。

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