12歳以上であればブースター接種は可能=保健省

12歳以上のドイツ在住者は新型コロナウイルス用ワクチンの追加免疫(ブースター)接種を受ける権利があることが分かった。独保健省の確認を得た情報として10月27日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

ドイツではすでにブースター接種が始まっている。ただ、国の予防接種常任委員会(STIKO)と各州は接種勧告の対象を免疫不全症患者、高齢者、要介護者、介護施設の入居者、医療・介護関係者などに制限。健康で年齢が相対的に低い人は基本的に対象外となっている。

一方、保健省の8月30日付「コロナウイルスワクチン接種省令」2条には、「コロナウイルスSARS-CoV-2に対するワクチン接種の請求権はフォローアップとブースター接種を含む」と記されている。同紙がこの文面の解釈を保健省に問い合わせたところ、広報担当者は「ワクチン接種完了から6カ月以上が経過した人は全員、ブースター接種を受けることができる。そのためのワクチンも準備してある」と回答した。ドイツでは現在、12歳以上であれば新型コロナワクチンの接種を受けられることから、当該年齢の人は2度目(ジョンソン・エンド・ジョンソン製品の場合は1度目)の接種後6カ月以上が経てば全員、ブースター接種を受けられるようになる。

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