鉱工業生産3カ月ぶりに増加、投資財がけん引

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で96.8(暫定値)となり、前月を2.8%上回った。増加は3カ月ぶり。投資財が大幅増に転じ、全体が押し上げられた。新型コロナウイルス感染の流行が本格化する直前の昨年2月に比べると6.5%低い。

製造業の指数は前月比3.2%増の93.8%へと上昇した。投資財が8.2%拡大。自動車・自動車部品は伸び率が12.6%、機械も同5.0%に達した。中間財は0.4%減少し、5カ月連続で落ち込んだ。消費財は0.1%減だった。

建設業は1.2%増の116.7となり、2カ月連続で拡大。エネルギー業も0.9%増の89.8となり、3カ月連続で上昇した。

9月の鉱工業生産指数は当初の前月比1.1%減から0.5%減へと上方修正された。

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