クリスマスプレゼントのネット購入派は6割に、店舗での感染を7割が心配

ドイツの消費者の34%がクリスマスプレゼントをすべてインターネットで購入することが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。大半をネット購入する人も27%おり、合計は61%に達する。昨年(同54%)からは7ポイントの増加だ。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は「(新型コロナウイルスの)感染懸念はコロナ禍2年目の今年、クリスマスプレゼントをネットで購入する人のさらなる増加につながっている」と述べた。

クリスマスプレゼントをもっぱら実店舗で購入する人は11%にとどまった。大半を実店舗で購入する人も9%と少なく、実店舗派は昨年の計28%から20%へと減少した。

ネットですべてないしほとんど購入する人は若年層で多く、16~29歳では66%に上った。65歳以上は31%にとどまる。

感染を避けるためにネットで購入するとの回答は71%となり、昨年の51%から20ポイントも増えた。50~64歳では80%、65歳以上では79%と特に高い。

実店舗に入ると「感染が心配で気持ちが落ち着かない」との回答は68%で、昨年の44%から24ポイント増えた。65歳以上では77%に上る。

ネットで購入する理由として最も回答比率が高かったのは「自宅まで商品が配達されるため」で、84%に上った。これに「実店舗と違い混雑がない」(78%)、「買い物時間の制限がない」(77%)が続いた。「価格を比較できる」も63%と多い。

調査は新型コロナ感染者が急速に増え続けていた11月5日から19日にかけて、16歳以上の1,000人強を対象に行われた。

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