空港利用者27%増加、コロナ禍前比では68%減少

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した国内主要23空港の2021年の利用者数は7,355万人となり、前年を27.3%上回った。コロナ禍1年目の前年は同74.5%も落ち込んでおり、それに比べると需要が回復した。過去最高となったコロナ禍直前の19年(2億2,669万人)に比べると67.6%少ない。

国外線が32.6%増の6,883万人へと拡大した。欧州域内線は38.8%増の5,806万人と伸び率が特に大きかった。欧州域外線は6.8%増。アメリカ大陸線が25.4%増えたのに対し、アジア線は12.1%減少した。国内線は19.3%後退し、74.7%減となった前年から一段と落ち込んだ。

航空貨物取扱量(郵便を含む)は前年を17.5%上回る527.5万トンとなり、初めて500万トンを超えた。19年比でも12.7%増えている。物流のひっ迫を背景に航空貨物需要が大きく拡大したもようだ。国内が12.8%、国外が17.7%増加。国外ではアメリカ大陸が24.1%、アジアが10.8%の幅で伸びた。

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