河川貨物輸送、21年は3.8%増加

ドイツ連邦統計局が25日発表した国内河川の2021年の貨物輸送量は1億9,510万トンとなり、前年を3.8%上回った。比較対象の20年はコロナ禍初年度で低迷しており、21年はその反動で増加した。コロナ禍前の19年比では4.9%減少。過去最高の07年(2億4,900万トン)に比べると約28%も少ない。

21年は国外からの輸入貨物が12.3%増えて全体をけん引した。輸出貨物は1.8%増、国内貨物は7.2%減だった。

輸送量が最も多かった貨物の種類は石油製品で2,820万トンに上った。これに石・土が2,470万トン、石炭が2,290万トン、鉄鉱石が2,090万トンで続いた。これらの物品だけで全体の約半分を占めている。

国内河川交通でのコンテナ輸送量は220万TEU(20フィートコンテナ換算)で、前年を1.6%上回った。

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