年金が7月に大幅上昇

ドイツ政府は22日、公的年金の支給額が今年は大幅に上昇することを明らかにした。コロナ禍の特殊効果が追い風となり、西部地区では7月1日付で5.35%、東部地区では同6.12%引き上げられる。年金管理機関DRVのグンドゥラ・ロスバッハ理事長は「ドイツの年金保険導入後で最大の上げ幅のひとつだ」と述べた。ただ、コロナ禍からの経済回復とロシアのウクライナ侵攻でインフレ率が極めて高い水準に達していることから、年金受給者の購買力は実質的にほとんど増えない可能性がある。減少する恐れも排除できない。

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