シーメンス・エナジー―ベルリンで電解モジュール量産へ―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは3月31日、ベルリンのモアビート地区にある拠点で電解モジュールを量産すると発表した。量産によって同モジュールの低価格化を促進。水素経済の実現を加速させる。

モアビートの生産ホール内に約2,000平方メートルの生産ラインを新設する。投資額はおよそ3,000万ユーロ。2023年から操業を開始する予定だ。

同社はベルリンで電解セルとモジュールを製造。モジュールは独西部のミュールハイム・アン・デア・ルールにある工場で電解システムへと組み立てられる。モジュール式のためシステムの規模は顧客のニーズに合わせて調整できる。

モアビート拠点ではこれまで、ガスタービンを製造してきた。今後は電解モジュールの製造が加わることになる。

同社のガスタービンは現在、水素を最大50%混合して利用できる。30年までに水素だけで利用できるようにする計画だ。

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