独複合企業ティッセンクルップのエンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデは26日、化学大手BASFと共同で脱水素化技術を改良したと発表した。顧客企業は二酸化炭素(CO2)排出量やコストを削減できるとしている。
両社はウーデが開発した「STARプロセス」という名の脱水素化技術を改良した。同技術では水素を取り除くことでプロパンからプロピレン、イソブタンからイソブチレンが製造される。今回の改良でエネルギー消費量が減った結果、CO2排出量と運営コストを最大30%圧縮できる。投資と原料コストも低下するという。BASFは検証試験プログラムを通して改良を支援した。