BASF―露・ベラルーシ事業の大半を停止―

化学大手の独BASFは4月27日、ロシアとベラルーシの事業を7月初旬までにほぼ停止すると発表した。ウクライナに対するロシアの侵略戦争を受けた措置。新規事業についてはすでに停止しており、停止の対象を既存事業にも拡大する。

両国の食品生産を支援する事業は継続する。同社はこれについて、「この戦争は全世界的な食糧危機を引き起こすリスクをはらんでいるためだ」と説明した。

ロシアとベラルーシで働く計684人の社員に対しては年末まで支援を行う。BASFの2021年売上に占める両国の割合は合わせて約1%と小さい。

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