高級車大手の独BMWが5日発表した2022年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は101億4,100万ユーロとなり、前年同期を260.8%上回った。華晨中国汽車(ブリリアンス)との現地合弁会社、BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への出資比率を2月に従来の50%から75%へと拡大し子会社化したことで、水準が77億ユーロ押し上げられた。
売上高は16.3%増の311億4,200万ユーロに拡大した。BBAの子会社化により額が約33億ユーロ押し上げられたことが大きい。営業利益は12.1%増の33億9,100万ユーロだった。
主力の乗用車部門は売上高が17.1%増の267億2,600万ユーロ。営業利益は5.9%増の23億6,700万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の9.8%から8.9%に低下した。BBAの買収がなければ13.2%に達していた。