フォルクスワーゲン―ピックアップとSUVのBEVを米市場に投入―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は11日、ピックアップとSUVの電気自動車(BEV)モデルを米国市場に投入すると発表した。同国で人気の高い両セグメントに参入することで、VWグループの米市場シェアを2030年までに現在の2倍の10%に拡大する目標だ。

ピックアップとSUVのBEVを「スカウト」ブランドで販売する。スカウトは米インターナショナル・ハーベスター(米商用車大手ナビスター・インターナショナルの前身企業)が製造していたオフロード車。VWはナビスターを昨年、買収した際、スカウトのブランド権も取得した。

VWはスカウト事業を展開するため、新会社を米国に設立する。設計、開発、生産をすべて同国で行う。来年にもプロトタイプの第1号を公開。2026年から量産を開始する。VWグループのプラットホームを利用することでシナジー効果を引き出す。

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