レオニ―車用標準・特殊電線事業をタイ企業に売却―

自動車部品大手の独レオニは23日、自動車用標準・特殊電線事業をタイ同業のスターク・コーポレーションに売却することで合意したと発表した。経営資源をワイヤーハーネスに絞り込むとともに、事業の拡大で悪化した財務の改善を進める。同社は昨年秋にも産業用電線事業を売却している。

自動車用標準・特殊電線、充電ケーブルなどを手がける「オートモティブ・ケーブル・ソリューション(AM)」事業を譲渡する。同事業の価値を5億6,000万ユーロと評価して取引を実施。債務と年金負担を引いた4億ユーロ強が売却益としてレオニに入る。

AMは世界7カ国に計10の工場を持つ。従業員数は約3,300人。2021年の売上高はおよそ13億ユーロだった。

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