ドイツ連邦統計局が24日発表した1-3月期の住宅価格指数(暫定値)は前期比0.8%増だった。上げ幅は昨年7-9月期の4.1%、同10-12月期の3.1%に比べ大幅に縮小している。需給のひっ迫は続いているものの、住宅金利の上昇、建材の不足・価格高騰を背景に購入を諦める消費者が増えているもようだ。低金利を追い風に10年以上続く住宅ブームは沈静化の兆しが出てきた。
住宅価格は前年同月比では12.0%上昇した。上げ幅は前期の同12.2%をやや下回ったものの、高水準が続いており、4四半期連続で10%を超えた。在宅勤務の増加を受け、地方部での需要が特に増えている。