ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラスに働いた。ただVDMAのエコノミストは、ウクライナ戦争やサプライチェーンの逼迫、中国の景気低迷など厳しい市場環境のなかで受注が増えたことを指摘。「機械メーカーの顧客が投資計画を破棄していないことを示すものだ」と前向きな見方を示した。
国内受注が8%、国外が同16%増加した。国外ではユーロ圏が33%増と特に大きく伸びた。ユーロ圏外は8%増だった。
3~5月の新規受注高は前年同期を実質5%上回った。国内が4%、国外が6%増加。ユーロ圏は10%増、ユーロ圏外は4%増だった。