トラックとバスを燃料電池車に改良する事業を手がける独スタートアップ企業クリーン・ロジスティクスは25日、オランダの小規模車両メーカー、ジナフ(Ginaf)を完全買収すると発表した。車両生産に参入する。
ジナフを最大480万ユーロで買収する。現金180万ユーロを支払うほか、自社株を提供する。
ジナフは1933年の設立。建設、道路清掃、ごみ収集、農業、鉱業向けの車両を生産している。年産能力は200台で、今年の売上目標は1,000万ユーロ。完成車メーカー(OEM)のステイタスを持つ。
クリーン・ロジスティクスはハンブルクに本社を置く企業。昨年は売上高が10万6,000ユーロで、220万ユーロの赤字を計上した。燃料電池トラック「fyuriant」と燃料電池バス「pyuron」を独自開発している。ジナフを買収することでこれらのモデルを生産する意向だ。