独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した8月の粗鋼生産高は287万3,000トンとなり、前年同月を2.3%下回った。減少は6カ月連続。高炉鋼は0.1%減の215万8,000トンとほぼ横ばいを保ったものの、電炉鋼が8.6%減の71万,000トンとこれまでに引き続き大きく落ち込んだ。電力価格の高騰を受けメーカーが電炉の使用を抑制している。銑鉄は横ばいの194万4,000トン、熱間圧延鋼材は4.3%減の235万7,000トンだった。
1~8月の粗鋼生産高は2,540万5000トンで、前年同期を4.8%下回った。高炉鋼は4.6%減の1,762万9,000トン、電炉鋼は5.2%減の777万6,000トン。銑鉄は4.3%減の1,617万2,000トン、熱間圧延鋼材は5.1%減の2,236万トンだった。