独製造業の生産成長率、今年は大幅低下

ドイツ産業連盟(BDI)は22日、同国製造業の生産成長率が今年は0.25%となる見通しを明らかにした。受注残高が多いことからかろうじてプラス成長を保つものの、前年の4.7%からは大幅に低下する。来年についてはエネルギー価格の高騰と地政学リスクに伴う先行き不透明感を踏まえ「見通しは暗い」と悲観的な見方を示した。

生産成長率はエネルギー集約型産業で落ち込んでおり、化学では1-9月期の低下幅が8.2%に達した。ゴム・樹脂製品は同3.7%、金属製造・加工は2.3%となっている。一方、「その他の輸送機器」は6.5%増と好調だった。製薬も3.8%増えている。