シーメンス・エナジー―イラクの電力プロジェクト受注―

独電力設備大手シーメンス・エナジーのクリスティアン・ブルッフ社長は13日ベルリンで、イラクのザヤド・アルリジ電力相と提携合意を結んだ。ムハンマド・スダニ首相の訪独に合わせたもので、ロベルト・ハーベック経済相およびイラクのフアード・フセイン外相の立会いのもと、調印式が行われた。

今回の合意はイラク電化プロジェクトに関するもので、シーメンスは11ギガワット(GW)規模の発電能力新設に携わる。発電能力の拡大・効率化に向け◇水素対応ガスタービンの導入◇再生可能エネルギー利用拡大に向けたエネルギーシステム調査◇再可エネ対応を視野に入れた送電網の近代化◇既存施設の近代化――などが計画されている。

ドイツ政府はこの計画を「外国におけるドイツの戦略プロジェクト」と位置付けている。

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