1月の卸売物価、10.6%に上げ幅縮小

ドイツ連邦統計局が14日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比10.6%増となり、上げ幅は2021年5月以来の低い水準となった。上昇率の低下は4カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると13.2ポイント低い。ただ、水準自体は依然として高い。

全体を最も強く押し上げたのは食品・嗜好品・飲料・たばこで、上昇率は16.2%に上った。牛乳・乳製品・たまご・食用油脂で30.3%、食肉・肉製品で21.0%、砂糖・甘味菓子・パン類で20.1%、果物・野菜・じゃがいもで15.6%を記録している。前月まで押し上げ効果が最も強かった固形燃料・石油は13.1%だった。

卸売物価は前月比では0.2%上昇した。上昇は4カ月ぶり。固形燃料・石油は4.4%下落している。

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