ドイツ連邦統計局は23日、電気自動車(BEV)の輸出台数が昨年は約50万台となり、前年を65.2%上回ったことを明らかにした。金額ベースでは92.1%増の242億ユーロとさらに大きく拡大している。最大の仕向け先国は英国で、シェア(台数ベース)は14.0%に上った。これに米国が13.1%で続いた。
BEVの輸入台数は22.2%増の35万8,000台に拡大した。金額ベースでは38.2%増の105億ユーロとなっている。
内燃機関車の輸出台数は148万台で、前年を0.3%下回った。金額ベースでは14.2%増の555億ユーロ。最大の仕向け先国は中国で、シェア14.0%を記録。2位は米国で11.9%だった。
内燃機関車の輸入は台数ベースで12.8%減の約100万台、金額ベースで3.3%減の235億ユーロとともに縮小した。
ハイブリッド車(HV)をみると、マイルドハイブリッド車は輸出台数が64万500台となり、前年を16.4%上回った。輸入台数は32.5%増の27万2,000台。輸出額は285億ユーロで、輸入額(80億ユーロ)の3.5倍以上に上った。
プラグインハイブリッド車(PHV)は輸出台数が25万3,300台(4.0%減)、輸入台数が25万600台(12.4%増)とほぼ拮抗している。ただ、金額ベースでは輸出(114億ユーロ)が輸入(90億ユーロ)を26.7%上回った。