ドイツ連邦統計局が24日発表した2022年第4四半期の住宅価格指数(暫定値)は前年同期を3.6%下回った。同指数の低下は10年第4四半期以来で12年ぶり。高インフレと高金利に伴う住宅需要の縮小が反映されている。
下げ幅は一世帯・二世帯住宅で大きかった。人口10万人以上の大都市では一世帯・二世帯住宅でマイナス5.9%を記録。集合住宅(三世帯以上)は低下率が1.0%にとどまった。人口が希薄な郡はそれぞれマイナス5.5%、プラス0.1%となっている。
7大都市(ベルリン、ハンブルク、ミュンヒェン、ケルン、フランクフルト、シュツットガルト、デュッセルドルフ)は一世帯・二世帯住宅がマイナス2.9%、集合住宅がマイナス1.6%だった。