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2023/4/5

総合 - ドイツ経済ニュース

景気低迷が労働市場に波及

この記事の要約

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3月31日発表した同月の失業者数は259万4,000人となり前月を2万6,000人下回ったものの、季節要因を加味したベースでは1万6,000人、増加した。アンドレア・ナーレス長官は、労働市場は全 […]

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3月31日発表した同月の失業者数は259万4,000人となり前月を2万6,000人下回ったものの、季節要因を加味したベースでは1万6,000人、増加した。アンドレア・ナーレス長官は、労働市場は全般的に力強さを保っているとしながらも、景気低迷の影響が波及しているとの見方を示した。

前年同月比では失業者数が名目で19万2,000人増えた。失業登録したウクライナ難民を除いたベースでも増加している。

失業率は前月と同じ5.7%(名目)だった。前年同月比では0.6ポイント上昇した。

国際労働機関(ILO)基準の2月の失業率は横ばいの3.0%。

国の操短手当を1月に受給した被用者は前月比3%減の14万人となり、2カ月連続で縮小した。

3月の求人件数は77万7,000件で、前年同月を6万2,000件下回った。季節要因を加味した前月比も昨年夏から減少傾向が続いている。水準自体は比較的高い。求人指数BA-X(2015年=100)は125となり、前月を2ポイント、前年同月を11ポイント下回った。

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