ディスカウントストア大手アルディ・ジュドがネット通販のパイロットプロジェクトを実施する。同社がインターネットで販売を行うのは初めて。食品業界紙『レーベンスミッテルツァイトゥング』が報じた。
本社所在地ミュールハイム・アン・デア・ルールで6月から実施する。実店舗で取り扱う1,700種類の商品のうち生鮮食品を除いた1,300種類が対象。注文は同社のサイトないしスマホアプリで行う。利用できるのは差し当たり従業員に限られるが、第4四半期からは一般消費者にも拡大される見通しだ。
配達は月曜~土曜の6日間。電気自動車を投入する。注文商品を専用のピックアップポイントで利用者自身が受け取るクリック&コレクトの試験も行う。同サービスを全国展開するかどうか、するとすればいつになるのかは不明。
同社はネット通販の導入について過去数年間、議論してきた。これまでは実店舗事業への悪影響を懸念し、見合わせてきた経緯がある。