企業情報

ビオンテック―シンガポールでワクチン・がん治療薬生産へ―

独バイオ医薬品企業ビオンテックは10日、シンガポールをアジア太平洋地域のハブ拠点とする計画を発表した。事業の国際化を推し進める考えで、工場も建設。米製薬大手ファイザーと共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンだけでなく、 […]

インフィニオン―昭和電工からウエハー調達―

半導体大手の独インフィニオンは6日、昭和電工からパワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハーを調達する契約を締結したと発表した。需要が急拡大するSiC半導体を中・長期的に安定供給できるようにするため、調達先を拡大する。契

BMW―半導体不足が波及―

高級車大手BMWは7日の決算発表で、業界全体を覆う半導体不足の影響が同社にも及んできたことを明らかにした。オリファー・チプセ社長は4月に一部の工場で操業を停止したのに続き、今後も生産調整が避けられないとの見方を示した。

フォルクスワーゲン―利益率予測引き上げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは6日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。1-3月期決算が好調だったためで、売上高営業利益率の予測レンジを従来の「5.0~6.5%」から「5.5~7.0

コンチネンタル―1-3月期大幅増益に―

自動車部品大手の独コンチネンタルが6日発表した2021年1-3月期決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前年同期比92.5%増の8億3,380万ユーロと大幅に拡大した。中国を中心に自動車市場がコロナ禍から急速に回復したこ

エボニック―利益見通し引き上げ―

特殊化学大手の独エボニックは6日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。1-3月期決算が好調だったためで、営業利益(EBITDA、調整済み)の予測レンジを従来の「20億~23億ユーロ」から「21億~23億

フォルクスワーゲン―30年までに欧州で40%の排出削減―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は4月29日、VWブランド乗用車の脱炭素戦略を発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立を2050年までに実現するため、ライフサイクルアセスメント(LCA

BMW―全個体電池の米社に出資―

高級乗用車大手の独BMWは3日、全個体電池を開発する米スタートアップ企業ソリッドパワーが行う資金調達に応じることで合意したと発表した。ソリッドパワーの製品開発を加速させ、全個体電池搭載の新モデルを2020年代半ばに市場投

BASF―ユミコアとクロスライセンス、電池正極材で―

化学大手の独BASFは4日、ベルギーの非鉄金属大手ユミコアと電池正極材の分野でクロスライセンス契約を締結したと発表した。リチウムイオン電池正極材の開発を加速するとともに、電池メーカーなど顧客の知財権侵害訴訟リスクを低減す

リンデ―ハンガリー初の水素ステーションを開設―

独産業ガス大手のリンデは4月29日、ハンガリーのブダペストに同国初の水素ステーションを開設した。これに合わせてトヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」の第2世代モデルの国内初試乗が行われたほか、水素を燃料とするフォークリフ

コンチネンタル―持続可能なゴム栽培・調達を拡大―

タイヤ大手の独コンチネンタルは4月30日、独経済協力・開発省(BMZ)と共同で実施している持続可能な天然ゴムの栽培・調達プロジェクトを大幅に拡大すると発表した。同社は100%持続可能なサプライチェーンを2050年までに実

BASF―業績予測引き上げ、アジア太平洋がけん引―

化学大手の独BASFは4月29日の決算発表で2021年12月期の業績予測を引き上げた。1-3月期決算が好調だったうえ、世界経済の回復も加速しているためで、売上高を従来予測の「610億~640億ユーロ」から「680億ユーロ

ネスレ―米サプリメーカーを買収―

食品・飲料大手のネスレは4月30日、米国の栄養補助食品(サプリメント)大手のザ・バウンティフル・カンパニーを買収することで合意したと発表した。買収額は57億5,000万ドル。今年下期の取引完了を見込む。 バウンティフルは

ドイツ銀行―1-3月期黒字転換、投資銀がけん引―

独銀最大手のドイツ銀行が4月28日発表した2021年1-3月期(第1四半期)決算の株主帰属の純損益は9億800万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(4,300万ユーロ)から大きく改善した。中核4部門で軒並み大幅な増益を確

インテル―独に半導体工場建設も―

半導体大手の米インテルがドイツに工場を建設する可能性が出てきた。訪欧中のパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は欧州誌『ポリティコ』に、アジアに伍して半導体を生産できるようにするための枠組み条件を創出することを欧州

フォード―ケルン工場で長期操短、半導体不足受け―

米自動車大手フォードが独ケルン工場で長期の操業短縮を開始した。半導体不足を受けた措置で、従業員の3分の1に当たる5,000人が対象となっている。日刊紙『ビルト』が報じ、同社が追認した。 操短の期間は5月3日~6月18日と

ソニー―試作EVの5Gテスト走行、ボーダフォンと独で開始―

ソニーグループは21日、電気自動車(EV)の試作モデル「ビジョンS」を用いた5Gテスト走行を英電気通信サービス大手ボーダフォンの独法人(ボーダフォン・ドイチュラント)と共同で開始したと発表した。高度な自動運転の実現に向け

ポルシェ―独で電池セル生産へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェが車載電池セルを自ら生産する計画だ。オリファー・ブルーメ社長が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、「電池セルはドイツの自動車産業の中核技術で

ダイムラー―乗用車・バン部門の利益率予測引き上げ―

高級車大手の独ダイムラーは23日の決算発表で、2021年12月期の乗用車・バン部門の利益率見通しを引き上げた。1-3月期の業績が好調だったうえ、コロナ禍で悪化した世界経済がワクチン接種の進展とともに正常化していくと予想さ

トレイトン―利益率見通し引き上げ―

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは21日、2021年12月期の利益率見通しを上方修正した。1-3月期の業績が好調だったためで、売上高営業利益率(調整済みベース)を従来予測の「5.0~6.0%」から「5.

SMS―子会社ポールワースを完全傘下に、脱炭素に向け―

鉄鋼プラント大手の独SMSグループは21日、ルクセンブルク子会社ポールワース(Paul Wurth)の資本40.8%をルクセンブルク政府と同政府系金融機関から取得し完全傘下に収めると発表した。脱炭素とリサイクル分野で両社

エボニック―コロナワクチン用脂質の生産前倒し―

特殊化学大手の独エボニックは22日、独バイオ医薬品企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーが共同開発した新型コロナウイルスワクチン向けに重要な原料である脂質の供給を開始したと発表した。当初は供給を年央にスタートする予定だっ

ANA―ドローン配送ネットワーク構築に向け独社と提携―

ANAホールディングス(ANAHD)は15日、医薬品や日用品のドローン配送の事業化に向け、ドローン開発・製造の独ウイングコプターと業務提携を締結したと発表した。日本の新たな地域社会インフラとしてドローン配送ネットワークを

IDTビオロギカ―アストラゼネカのワクチン生産を前倒し―

バイオ医薬品製造の独IDTビオロギカは16日、英・スウェーデン系製薬大手アストラゼネカ(AZ)から請け負った新型コロナウイルス用ワクチンの生産を同日付で開始したと発表した。当初は2023年初頭から生産する計画だったが、独

ボッシュ―中国で燃料電池合弁、再来年までに量産開始―

自動車部品大手のボッシュは14日、中国商用車大手の慶鈴汽車と燃料電池の合弁会社を設立したと発表した。世界最大の市場である同国で今後、燃料電池車の需要が大幅に増えると予想。燃料電池モジュールを現地生産し、可能な限り多くのメ

フォルクスワーゲン―車載電池工場の生産能力を大幅拡大―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は15日、独ブラウンシュヴァイク工場で電動車用電池の第2生産ラインを稼働させたと発表した。電気自動車(EV)を中心に電動車の需要が急速に拡大していることを受け、生産能力を拡張した。

トルンプ―電池リサイクルのスタートアップに出資―

機械大手の独トルンプは13日、電池リサイクル技術を手がける米スタートアップ企業バッテリー・リソーシズに資本参加したと発表した。トルンプの工作機械やレーザーは電池製造に投入されることから、リチウムイオン電池のバリューチェー

フォルクスワーゲン―エムデン工場を2週間停止―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)がドイツ北部のエムデン工場で19日から操業を一時停止している。期間は2週間。入荷するはずだった半導体が供給されなかったことから、生産調整を余儀なくされた。 エムデン工場では中型車「パ

ファルタ―6分でフル充電の電池を開発、車への投入を視野に―

リチウムイオン電池の弱点を克服した新製品を電池製造の独ファルタが開発したもようだ。自動車への投入を視野に入れており、すでに顧客メーカーと協議を行っている。同社が自社サイト上の動画で明らかにした。 「V4ドライブ」と命名さ

トヨタ―欧州ハイブリッド列車向けに燃料電池供給―

トヨタ自動車は8日、欧州連合(EU)の支援を受けて開発するハイブリッド列車向けに水素燃料電池モジュールを提供すると発表した。欧州鉄道セクターの二酸化炭素(CO2)排出削減に寄与すると期待されている。 欧州の鉄道の電化率は

ナカシマプロペラ―独同業BMSを買収―

ナカシマプロペラは13日、船舶用機器を製造する独ベッカー・マリン・システムズ(BMS)を買収したと発表した。船舶の環境規制強化に対応し製品開発力を強化するほか、付加価値の向上や海外事業強化を通してグローバル競争力を高める

ルサール―独社買収へ、「問題なし」と経済省承認―

ロシアのアルミ大手ルサールは9日、独同業アルミニウム・ラインフェルデン(アル・ラインフェルデン)を買収すると発表した。貿易法上の審査を実施した独経済省から取引が承認されたことから傘下に収める。 アル・ラインフェルデンは1

ビオンテック―ワクチンの年内生産を25億回分に拡大―

独バイオ医薬品企業のビオンテックは3月30日、米製薬大手ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの2021年の生産目標を25億回分に引き上げると発表した。これまでは20億回分を目標としていたが、世界的なワクチン

SGLカーボン―生産拠点統廃合へ―

炭素製品大手の独SGLカーボンは25日の決算発表で生産拠点の統廃合方針を打ち出した。コスト削減策の一環で、トルステン・デル社長は年商10億ユーロの企業が世界に21もの工場を持つのは分不相応だと明言した。 同社は昨年10月

フィリップス―家電部門を中国ファンドに売却―

ヘルスケア大手の蘭フィリップスは25日、家電事業を中国の投資ファンド、ヒルハウス・キャピタルに売却すると発表した。売却額は37億ユーロ。2021年7-9月期の売却手続き完了を見込む。 フィリップスは家電が看板だったが、こ

BASF―高吸水性樹脂のパイロット設備を設置―

化学大手の独BASFは25日、ベルギーのアントワープにある統合生産拠点内に高吸収性樹脂のパイロット設備を設置すると発表した。より優れた特性を持つ製品を開発することが狙い。アントワープ拠点は同社最大の高吸収性樹脂工場である

モデルナ―独でコロナワクチン生産も―

バイオ製薬の米モデルナが新型コロナウイルス用ワクチンをドイツ東部で生産することを計画しているもようだ。実現すればスイスに続く欧州2カ所目の生産拠点となる。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が25日、報じた。同社は報道内

アリアンツ―アビバのポーランド事業買収―

保険大手の独アリアンツは26日、英同業アビバからポーランド事業を取得することで合意したと発表した。中東欧市場での地位を強化する狙い。買収金額は25億ユーロ。監督当局の承認を経て取引が1年以内に完了すると見込んでいる。 ア

フォルクスワーゲン―シート子会社を合弁化―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は26日、シートや内装を手がける子会社SITECHを独自動車部品大手ブローゼとの合弁会社に切り替えることで本合意したと発表した。SITECHは業績不振が続いていることから、合弁化に

リリウム―SPAC活用しナスダック上場へ―

空飛ぶタクシーを開発中の独リリウムは30日、米国で新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。IPOの新たな手法として注目を集めている特別買収目的会社(SPAC)を活用して事業資金を調達。2024年に予定する量産などの準

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