総合 - ドイツ経済ニュース

2月卸売物価、1年来の下落幅に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比で1.9%減少し、1年来の大きな下落幅となった。石炭・石油製品が15.1%低下し、全体が強く押し下げられた格好。このほか穀物・葉たばこ・種子・飼料(9.4%減 […]

2月インフレ率、エネルギーを除くと0.9%

ドイツ連邦統計局は11日、2月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.0%、前月比が0.4%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

欧州中銀が追加和決定、政策金利は0%に

欧州中央銀行(ECB)は10日の定例政策理事会で追加金融緩和を決めた。ユーロ圏のインフレ率が2月にマイナスとなるなどデフレ懸念が一段と高まっているためで、国債などを買い取る量的緩和を拡充するほか、民間金融機関が余った資金

製造業売上2カ月連続拡大、1月+1.1%に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2016年1月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、2カ月連続で上昇した。国内が2.2%増えて全体をけん引。ユーロ圏外も0.5%伸びた。ユ

輸出が1年5カ月ぶりに減少、1月は-1.4%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した1月の輸出高は前年同月比1.4%減の887億ユーロとなり、1年5カ月ぶりに後退した。新興国経済の不振を受けて世界貿易が低迷していることが反映された格好で、前月比では2カ月連続の減少となった

欧州特許出願、サムスンが4年ぶり首位転落

欧州特許庁(EPO)は3日、2015年の特許統計の詳細を発表した。それによると、韓国のサムスンは出願件数が前年比6.9%減の2,366件に後退し、蘭フィリップス(3.7%増の2,402件)に抜かれて2位に転落した。首位の

製造業受注2カ月連続減に

ドイツ連邦経済省が7日発表した1月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%減(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。景気の先行き懸念の高まりが反映された格好。経済省は今回、12月の数値

たばこ規制強化法案を下院が可決、警告写真が義務化

ドイツの下院である連邦議会は2月25日、たばこ規制の強化に向けた法案を可決した。欧州連合(EU)指令を国内法に転換するもので今後、連邦参議院(上院)の可決を経て施行される見通し。EU加盟国は同指令を5月20日までに施行し

独取引所とLSEの合併に懸念

ドイツ取引所は2月下旬、地元フランクフルトの金融競争力にかかわる2つの計画を相次いで発表した。1つは競合ロンドン証券取引所(LSE)との合併、もう1つはフィンテックを支援するための拠点開設だ。後者は同市の発展に確実に寄与

インフレ率0%に低下、EU基準ではマイナスに

ドイツ連邦統計局が2月26日発表した同月の消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同月と同水準にとどまり、インフレ率(物価変動率)は前月の0.5%から0%へと大幅に低下した。CPIが横ばいとなるのは5カ月ぶり。エネルギー価

1月輸入物価3.8%下落、3カ月来の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が2月29日発表した2016年1月の輸入物価指数は前年同月を3.8%下回り、3カ月来の大きな下げ幅となった。エネルギーと原料価格の下落がこれまでに続いて物価を強く押し下げており、エネルギーを除いたベースで

消費者景況感が改善、所得見通し良好で

市場調査大手GfKが2月25日発表したドイツ消費者景況感指数の3月向け予測値は9.5となり、2月の確定値(9.4)から0.1ポイント上昇した。改善は2カ月ぶり。所得見通しに関する指数が大幅に上昇したことが大きい。 所得の

10~12月のGDP、住宅需要や難民急増が押し上げ

ドイツ連邦統計局は2月23日、2015年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、建設投資は旺盛な住宅需要を背景に前期比で実質(物価・季節要因・営業日数調整値)2.2%増となり全

2月失業者数が前月比で減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した2月の失業者数は291万1,000人で、前月を9,000人下回った。2月は例年、失業者数がピークに達するが、今年は暖冬の効果で減少。季節要因を加味した実質では減少幅が1万人だった。失

国境審査の全面化、EUの損失は1.4兆ユーロに

難民の急増を受けてシェンゲン協定加盟国の一部で暫定的に再導入されている国境審査が加盟国全体に拡大し期間も長期化すると、欧州連合(EU)の域内総生産(GDP)は今後10年間で最大1兆4,000億ユーロ押し下げられる。加盟各

企業景況感3カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が23日発表した2月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の107.3から105.7へと1.6ポイント低下し、3カ月連続で悪化した。中国経済の低迷やシェンゲン圏内での国境検査の本格再導入リスク

財政黒字が統一後最高に

連邦統計局は23日、連邦(国)と州、市町村、社会保険機関を合わせたドイツ全体の財政収支が昨年は194億ユーロの黒字となり、1990年の統一後の最高を記録したと発表した。経済の堅調と雇用の拡大を背景に2年連続で黒字を確保。

1月生産者物価2.4%下落

ドイツ連邦統計局が19日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比2.4%減とこれまでに引き続き低下した。世界的な景気低迷を受けてエネルギーと原料の価格が大きく下落。全体が強く押し下げられた。エネルギーを除いたベースでは低

米国が最大の輸出先に、54年ぶり首位入れ替え

ドイツの昨年の対米輸出高は前年比約19%増の1,139億ユーロとなり、対仏を抜いて最大となった。輸出先国トップの入れ替えは54年ぶり。1961年から2014年にかけてはフランスが一貫して最大の輸出先だった。連邦統計局のデ

第4四半期GDP成長率横ばいの0.3%、難民急増はプラス要因に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2015年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP、暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.3%上回り、伸び率は前期と同水準となった。外需(輸出-輸入)が成長率を押

1月のインフレ率、エネルギー除くと1.2%に

ドイツ連邦統計局は12日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.5%、前月比がマイナス0.8%で速報値と変わりがなく、ともに低水準にとどまった。エネルギー価格の大幅

輸出入とも過去最高を更新、ユーロ安が追い風に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年の輸出高(暫定値)は1兆1,958億ユーロとなり、過去最高となった前年を6.4%上回った。ユーロ安で製品競争力が高まったことが大きい。輸入高(同)も4.2%増の9,480億ユーロと

住宅の減価償却率上乗せへ、時限法案を閣議承認

ドイツ政府は3日の閣議で、住宅の減価償却率を上乗せする時限法案を了承した。大都市と大学都市で中・低価格の賃貸住宅が不足している現状を改善することが狙い。2016年から18年にかけて着工する住宅が対象となる。高価格帯の賃貸

中国化工が農薬大手シンジェンタ買収へ

農薬世界最大手のシンジェンタ(スイス)は3日、中国の大手化学メーカー中国化工集団(ケムチャイナ)から買収提案を受けたと発表した。買収提示額は最大430億ドル超で、中国資本による国外企業の買収では過去最高。シンジェンタの経

製造業売上、12月は1.8%増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年12月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.8%増となり、2カ月ぶりに好転した。ユーロ圏外での売上高が2.7%増加、国内も1.7%増えた。ユー

製造業受注3カ月ぶりに悪化、12月-0.7%に

ドイツ連邦経済省が5日発表した2015年12月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7%減となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。ユーロ圏が6.9%減少し、足を強く引っ張った格好。国内も2.5%減

中国企業の欧州M&A、過去最高の179件に

欧州企業に対する中国企業の関心はこれまで同様、高いもようだ。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の独法人が1日発表したレポートによると、中国資本(香港を含む)による欧州企業への新規出資(買収と少数出資)

消費者景況感が安定、2月向けは横ばいの9.4に

市場調査大手GfKが2月27日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は9.4となり、前月(1月)の確定値と同水準を保った。難民問題やテロリスクの高まりなどマイナス要因があるものの、雇用の安定や収入増、燃料価格の低

成長率予測を政府が引き下げ

ドイツ政府は1月27日に閣議了承した経済白書で、同国の2016年の国内総生産(GDP)予測を引き下げた。中国経済の不振や石油価格の急落を受けて輸出が伸び悩むと予想されるためで、実質成長率を昨年秋に提示した1.8%から1.

1月の失業者数、実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した1月の失業者数は292万2,000人となり、前月を23万9,000人上回った。1月は例年、気温が低く屋外労働の需要が減るほか、クリスマス商戦の終了を受けて小売店が臨時社員を削減すると

1月インフレ率0.5%に上昇

ドイツ連邦統計局が1月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を0.5%上回り、インフレ率(物価変動率)は前月の同0.3%から上昇した。上げ幅は昨年6月以降で最大。エネルギーの下落幅が前月の6.5%から5.

輸入物価3年連続下落、15年は-2.6%に

ドイツ連邦統計局が1月28日発表した2015年の輸入物価指数は前月比2.6%減となり、3年連続で下落した(グラフ参照)。エネルギー価格の急落が響いた格好で、エネルギーを除いたベースでは1.8%上昇。原油・石油製品を除いた

2月1日付の主な法令改正

・「単一ユーロ決済地域(SEPA)」への移行完了。これまで企業や団体に限られていたIBAN(International Bank Account Numberの略)コードの利用義務が個人顧客にも適用される。1月末までは移

製造業の人件費に黄信号

人件費がこれまでのスピードで上昇し続けると、独製造業は現在の高い国際競争力を維持できなくなる――。財界系シンクタンクIWドイツ経済研究所は25日発表したレポートで、そんな警鐘を鳴らし、労使に対し賃上げの抑制を促した。ドイ

独企業景況感が大幅悪化

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数は107.3となり、前月の108.6(修正値)から1.3ポイント悪化した。世界経済の先行き懸念の強まりが響いた格好。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経

15年生産者物価1.8%低下、09年以来の大幅下落に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年の生産者物価指数は前年を1.8%下回り、09年以来の大幅下落となった。エネルギーが5.4%減となったことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベースでは低下幅が0.5%にとど

国外退去のハードル引き下げ、外国人の集団犯罪受け

ドイツのトーマス・デメジエール内相とハイコ・マース法相は12日、犯罪を行った外国人に対しこれまでよりも簡単に国外退去を命じることができるようにすることで合意した。大みそかにケルンで起きた外国人による大規模な窃盗や痴漢行為

卸売物価3年連続で下落、15年は-1.2%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2015年の卸売物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年を1.2%下回った。低下は3年連続(グラフ参照)。石油・石炭が13.8%減と大きく低下し、全体が強く押し下げられた格好

15年GDP1.7%拡大、個人消費がけん引車に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2015年の国内総生産(GDP、速報値)は物価調整後の実質で前年比1.7%増となり、伸び率は前年の同1.6%から0.1ポイント拡大した。過去10年間の平均成長率(1.3%)を0.4ポイント

11月製造業売上2.3%減少、ユーロ圏外が足かせに

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年11月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.3%減(暫定値)となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。ユーロ圏外が5.2%減と大幅に落ち込んだことが最大のマイナ

製造業受注2カ月連続増加、11月+1.5%に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2015年11月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.5%上回った。9月までは4カ月連続で低下していたが、ここにきて2カ月連続で上昇。経済省は「需要は緩やかに

11月輸出7.7%増加、EU向けがけん引

ドイツ連邦統計局が8日発表した2015年11月の輸出高は前年同月比7.7%増の1,022億ユーロ(暫定値)に拡大し、6月以来の大きな伸びとなった。欧州連合(EU)加盟国向けが9.5%伸びて全体をけん引した格好。輸入高は5

15年インフレ率0.3%、09年以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が4日発表した2015年の消費者物価指数(暫定値)は前年比0.3%増にとどまり、09年以来の低い伸びとなった。エネルギー価格の大幅下落が響いた格好。12月のインフレ率も前年同月比0.3%(暫定値)となり、

15年失業者数が統一後最低の280万人弱に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が5日発表した2015年の平均失業者数は前年を10万4,000人下回る279万5,000人となり、ドイツ統一後の最低を記録した。堅調な経済を背景に雇用が拡大していることが大きい。来年は難民急増を受

独経済に冷や水、中国株と中東問題が輸出に影

ドイツ経済はクリスマスとジルベスターのほろ酔い気分が覚めない年明け早々、冷や水2杯を立て続けに浴びせられた。1つは中国株の急落、もう1つはイランとサウジアラビアの外交関係の大幅な悪化だ。景気の現状と見通しは年末時点で比較

企業景況感、12月はやや悪化

Ifo経済研究所が12月17日発表した同月のドイツ企業景況感指数は108.7となり、前月の109.0から0.3ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月ぶり。今後6カ月の事業見通しを示す期待指数は横ばいの104.7を保ったも

消費者景況感5カ月ぶりに改善

市場調査大手GfKが12月22日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は9.4となり、前月(12月)の確定値9.3を0.1ポイント上回った。同指数の改善は5カ月ぶり。景気の見通しと所得の見通しに関する指数が大きく

上部へスクロール