高級車大手のダイムラーは23日、中国同業の比亜迪汽車(BYD)と共同で設立した現地合弁会社BYDダイムラー・ニュー・テクノロジー(BDNT)が電気自動車(EV)「騰勢(DENZA)」の第2世代モデルを生産すると発表した。中国は世界最大のEV市場で将来性も高いことから、新型車を市場投入する。
DENZA400と命名された新型車は航続距離が400キロメートルで、現行モデルを100キロ上回る。中国のドライバーの大半は1日当たり50〜80キロしか運転しないため、充電は週に一度で済むとしている。
現行モデルは14年9月に生産を開始。2015年式車の販売台数は3,000台弱だった。