ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の9月の新規受注高は実質ベースで前年同月と同水準にとどまった。ユーロ圏外がやや落ち込んで足を引っ張った格好。国内は2%増加し、ユーロ圏(ドイツを除く)もわずかに拡大した。
7〜9月(第3四半期)の新規受注は前年同期比で実質7%減少した。7月に前年同月比19%減と大きく落ち込んだことが響いた格好。国内が12%、国外が4%の幅でそれぞれ落ち込んだ。
1〜9月の累計は前年同期比横ばいだった。機械需要が世界的に弱含んでいることが背景にあり、VDMAは「他の国の競合もこの運命を共有している」と指摘した。