中部電力が独海底送電事業に参画、三菱UFJリースと共同で

中部電力は25日、三菱UFJリース(MUL)と共同でドイツの洋上風力発電所向け海底送電事業に参画すると発表した。海外の送電事業に参加するのは両社とも初めて。中部電力はこれまで培ってきた送変電保守に関する技術や知見を活用し、長期の安定収益を確保する考えだ。MULは海外社会インフラ事業への投融資を強化している。

海底送電事業の実施に向け両社はドイツに合弁会社(Chubu Electric Power & MUL Germany Transmission)を設立した。出資比率は中部電力が51%、MULが49%。

同合弁は今後、三菱商事の完全子会社であるDGT1とGDT2の資本49%を取得する。DGT1とGDT2は北海海域の計4つの風力発電パークと陸上を結ぶ海底送電ケーブルを蘭送電大手テネットと共同で運営していく。

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