自動車大手の仏ルノーは7日、イラン開発革新公社(IDRO)、現地企業パルト・ネジン・ナセ(Parto Negin Naseh)と共同で合弁会社を設立する契約に調印した。首都テヘランの南西120キロのサーベでグループブランドの車両を生産。同国と国外市場で販売する。出資比率はルノー60%、IDROとパルトがそれぞれ20%となっている。
3社は計6億6,000万ユーロを投資してサーベにある既存工場を近代化し、来年から生産を開始する。年産能力は当初15万台。ルノー「シンボル」とダチア「ダスター」を生産する。IDROは2022年までに30万台に引き上げる目標を明らかにした。