自動車大手の独ダイムラーは28日、ライドシェア(相乗り)仲介サービスの独フリンク(flinc)を完全買収すると発表した。モビリティーサービスの幅を拡充する考え。買収金額は明らかにしていない。
フリンクは2010年設立のスタートアップ企業で、フランクフルト南部のダルムシュタットに事業拠点を置く。同社は通常のライドシェアサービスと異なり、短距離の相乗りをドアツードアで提供。多くの企業が従業員の移動手段として利用している。
ダイムラーは4日、米新興企業のヴィアと合弁会社を設立し、欧州でライドシェア事業を展開すると発表したばかり。年内にもロンドンでサービスを開始し、その後、欧州の大都市に拡大していく。