富士通とヒアが戦略提携、モビリティサービスと自動運転で

富士通は7日、デジタル地図大手の蘭ヒア・テクノロジーズと長期戦略提携することで合意したと発表した。両社の技術を統合ソリューションとして連携させたうえで、先進モビリティサービスと自動運転を開発する世界の自動車メーカー、交通事業者、都市向けに提供。まずは日系企業向けにモビリティ関連サービスの総合ソリューションを提供していく。

富士通はヒアの戦略的システムインテグレーションパートナーとして活動する。例えば渋滞予測や需給予測に基づき最適配車を実現するカーシェアリングのようなオンデマンドモビリティソリューションや、カメラ画像からの違反・事故などの認識、予測に基づき交通インシデントへの迅速な対応を実現する交通監視ソリューション、混雑緩和や列車遅延時間の予測を考慮して都市全体の交通最適化を実現するマルチモーダル経路案内ソリューションなど、両社が開発した技術を統合。次世代のモビリティ関連ソリューションを新たに開発・提供していく。また、HEREのクラウド地図「ヒアHDライブマップ」を富士通のモビリティソリューションに統合することで自動運転向けソリューションを補完・強化していく。

ヒアは富士通の高度なデータ分析と高性能コンピューティング技術を活用し、モノのインターネット(IoT)の広がりで高まる複雑なデータ分析に対する顧客の期待に対応したプラットフォームを提供していく。

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