機械業界好調、売上は初の2200億ユーロ台に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12日の年次記者会見で、独業界の今年の生産高が物価調整後の実質で前年を3.0%上回り、6年来の高い伸びになるとの見通しを明らかにした。これまで低迷していた世界需要が大きく伸びていることが背景にあり、1〜9月の輸出高は前年同期比で実質6.2%増加した。今年通期の売上高は名目4.4%増の2,240億ユーロとなり、初めて2,200億ユーロを超える見通しだ。来年も4.0%増の2.330億ユーロと好調が見込まれている。

カールマルティン・ヴェルカー会長は記者会見で英国の欧州連合(EU)離脱に言及。英国がEUだけでなくEU関税同盟からも離脱すると、独機械業界の対英輸出コストは年1億8,000万ユーロ以上、拡大するとの見方を示した。英国からの輸入コストも部品を除いたベースで4,400万ユーロ膨らむとみている。

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