自動車部品のZF、上期は営業減益に

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンが30日発表した2018年6月中間期暫定決算の営業利益(EBIT、調整済み)は10億5,500万ユーロとなり、前年同期比で12.2%減少した。研究開発費・調達費用の増加や為替差損が響いた格好。為替と電子制御部品売却の影響を除いた実質売上高は1.8%増の186億5,400万ユーロへと拡大しており、売上高営業利益率は前年同期の6.6%から5.7%へと落ち込んだ。純利益は金融費用と税負担の減少を受けて6.5%増の5億4,200万ユーロへと拡大した。

下半期(7〜12月)は通商摩擦のしわ寄せが強まる懸念があるものの、同社は12月期の売上高で約5%増の365億ユーロ、売上高営業利益率で6%を確保するとした従来予測を据え置いた。

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