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2018/8/16

ドイツ経済ニュース速報

原料・為替がヘンケルを直撃

化学大手の独ヘンケルが16日発表した2016年4-6月期(第2四半期)決算の売上高は前年同期比0.9%増の51億4,300万ユーロと小幅な伸びにとどまった。石油価格の上昇を背景に原料調達コストが膨らんだほか、トルコやメキシコなど同社が注力する新興国で通貨が下落したことが響いた。営業利益(EBIT、調整済み)が1.8%増の9億2,600万ユーロと売り上げを上回る伸びを記録したことから、売上高営業利益率は0.2ポイント増の18.0%へと上昇した。買収コストの利払い費が響き純利益は4.2%減の5億9,800万ユーロへと落ち込んだ。