独複合企業ティッセンクルップは14日、業績不振の産業ソリューション部門を10月1日付で再編すると発表した。同部門を統括する子会社ティッセンクルップ・インダストリアル・ソリューションズから軍用船事業を分離してティッセン本体の直轄下へと移管。同子会社の事業をプラント建設へと絞り込み、経営再建を行いやすくする考えだ。同子会社の経営陣も刷新する。
産業ソリューション部門は石油会社の大型投資抑制や、造船受注の減少を受けて業績不振が続いている。ティッセンは7月末、同部門の低迷を理由に2018年9月通期の連結営業利益(EBIT、調整済み)を従来予測の「18億〜20億ユーロ」から「約18億ユーロ」へと下方修正した。