BMWがポルトガルにソフト開発合弁を設立

高級車大手の独BMWは8日、ポルトガルのIT企業クリティカル・ソフトウエアと共同で合弁会社を設立すると発表した。車用と業務用のソフトウエアを開発していく。同合弁計画はすでに独禁当局の承認を取得している。

新会社クリティカル・テックワークスをポルトガルに設立する。BMWは51%出資し、経営権を握る。リスボンとポルトに事業拠点を設置。従業員数は当初200人で、来年には最大500人まで拡大する。経営陣は計4人で、最高経営責任者(CEO)と最高財務責任者(CFO)はクリティカル・ソフトウエアが送り込む。BMWは車載(オンボード)分野を担当する最高執行責任者(COO)と車載以外(オフボード)の分野を担当するCOOを送り込む。

同合弁ではBMWグループが持つデータを活用して、製品や新しい事業モデルの開発などに取り組む。守備範囲はインフォテインメントソリューションやデジタルサービスから工場用自動運搬システム、デジタル販売・サービスプラットホーム、製品データ管理ソリューションまでと幅広い。

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