ダイムラーの営業益、7-9月期は27%減に

自動車大手の独ダイムラーが25日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比27%減の24億8,800万ユーロと大幅に落ち込んだ。ディーゼル車の排ガス問題に絡む費用や販売減、バン事業の不振が響いた格好で、純利益も21%減の16億8,900万ユーロへと後退。売上高は1%減の402億1,100万ユーロとなった。

主力の乗用車部門ではEBITが35%減の13億7,200万ユーロへと縮小した。ディーゼル車に違法な排ガス操作ソフトを搭載していたとして独陸運局(KBA)から69万台のリコールを命じられたほか、ドイツの大都市で旧型ディーゼル車の市内走行が禁止される見通しを受けて高額下取りキャンペーンを開始したことが響いた格好。販売台数が6%減少したことから、売上高も7%減の216億7,200万ユーロへと落ち込んだ。売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の9.0%から6.3%へと大幅に下落した。

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