中国の自動運転企業連合アポロにVWが参加

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は2日、中国のIT大手百度を中心とする自動運転の開発連合「アポロ」に参加すると発表した。自動運転車の開発を中国現地で加速する狙い。百度とは同分野の共同プロジェクトを行う計画だ。

アポロは百度が開発した同名のシステムをベースに自動運転の実現を目指す企業連合で、昨年に立ち上げられた。すでに130以上の企業・機関が参加。ドイツ企業ではダイムラー、BMW、ボッシュ、コンチネンタルなどが加わっている。

VWは近く、北京の南およそ100キロの中国河北省保定市に昨年開設された巨大経済地区、「雄安新区」にある自動運転車用テストコースで百度と共同プロジェクトを開始する。VW車にアポロのソフトウエアを搭載して試験走行を行う。両社は自動運転分野の技術協業の拡大に向けて協議していく予定だ。

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