バイエルの営業利益がやや減少、7-9月期−0.1%に

ライフサイエンス大手の独バイエルが13日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は前年同期比0.1%減の22億200万ユーロとやや落ち込んだ。為替差損で水準が1億6,000万ユーロ押し下げられたことなどが響いた。

売上高は23.4%増の99億500万ユーロと大幅に伸びた。米農業化学大手モンサントの買収で水準が押し上げられた格好で、買収・売却と為替変動の影響を除いた実質ベースでは増収幅が1.9%にとどまった。

純利益は25.6%減の28億8,600万ユーロへと落ち込んだ。比較対象の17年第3四半期は旧子会社コベストロの保有株売却で水準が押し上げられており、その反動が大きかった。

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