化学大手コベストロが利益見通し引き下げ

化学大手の独コベストロは20日、2018年12月期の営業利益(EBITDA)予測を下方修正した。競争激化とコスト拡大、引当金の計上を踏まえたもので、前期実績(34億4,000万ユーロ)を「上回る」としていた従来予測を「やや下回る」へと引き下げた。

同社は猛暑に伴うライン川の水位低下を受けて河川輸送を削減。原料・製品輸送の一部をコスト高の鉄道・トラックへと切り替えた。これが18年12月期の利益を圧迫する。

コベストロ10月、コスト削減プログラム「パースペクティブ」の一環で約900人の人員削減を行うことを明らかにした。これに伴い引当金を計上することも利益を押し下げる。

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