アップルペイが独でスタート

IT大手の米アップルは11日、同社のスマホ決済サービス「アップルペイ」をドイツで開始した。競合グーグルは独自のスマホ決済サービス「グーグルペイ」を6月時点で独市場に投入済み。アップルは6カ月遅れで同市場に参入した。

アップルは現地銀のドイツ銀行、ヒポフェライン銀行、コメルツ銀行のネット銀子会社コムディレクト、モバイル銀行N26、決済サービスのワイヤーカード、カード大手ビザ、マスターカード、アメリカン・エクスプレスなどと手を組んでサービスを開始した。アルディ、カウフホーフ、メディアマルクト、dmなどの店舗や、ミュンヘンのアリアンツアリーナなど一部のサッカースタジアムで利用できる。

アップルペイは2014に開始された決済サービスで、世界26カ国で提供されている。これまでサイバー被害にあったことがない。ただ、銀行から手数料を取ることから、ドイツではこれを嫌った金融機関が反発。導入が遅れていた。メディア報道によると、アップルは提携先の金融機関からカード1枚当たり年1ユーロの基本料金と、取引100ユーロにつき約10セントの手数料を徴収するという。

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