ミュンヘン再保険の純益6倍に、自然災害の保険金減少で

保険大手の独ミュンヘン再保険が6日発表した2018年12月期決算の営業利益は37億2,500万ユーロとなり、前期(12億4,100万ユーロ)の3倍に拡大した。比較対象の17年12月期は自然災害の保険金が多く利益が圧迫されており、その反動が大きい。純利益は前期の3億7,500万ユーロから約6.2倍の23億1,000万ユーロへと伸びた。

再保険部門の営業利益は24億6,400万ユーロで、前期(7,300万ユーロ)の34倍に達した。大規模災害の保険金は前期の43億1,400万ユーロから約半分の21億5,200万ユーロへと縮小。自然災害では同36億7,800万ユーロから3分の1の12億5,600万ユーロへと減少した。人災の保険金は8億9,600万ユーロで、前期の6億3,600万ユーロから41%増加した。

元受部門エルゴの営業利益は前期比8%増の12億6,100万ユーロだった。

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