決済サービス大手の独ワイヤーカードは16日、クレジットカード世界最大手の中国銀聯とグローバル協業することで合意したと発表した。これまで地域レベルにとどまっていた協力関係を全世界に拡大する。
ワイヤーカードは「銀聯カード」を利用できる店舗を中国以外で拡大する。また、中国を訪問する外国人が連銀カードで支払いを行えるようにする。ワイヤーカードには連銀カードの決済手数料が入ることから、利用者が増えれば増えるほど、収入が拡大することになる。同社はこのほか、銀聯との協業を通して中国企業との取引を増やしていく考えだ。
連銀カードの累積発行枚数は75億9,000枚で、世界市場シェアは57.6%に上る。