ダイムラーが電気トラック用電池をCATLから調達

自動車大手の独ダイムラーは18日、電気トラック用のリチウムイオン電池モジュールを中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)からグローバル調達することで合意したと発表した。2021年から量産するモデルに採用する。電池システムの開発と電池パックの組み立てはダイムラーが行う。

CATL製電池モジュールを搭載するはメルセデスベンツの大型車「eアクトロス」、フライトライナーの大型車「eカスカディア」、同中型車「eM2」の3モデル。これらのモデルは現在、試作車として協力企業が実用テストを実施しており、そこで得られた情報を開発にフィードバックし、製品化する計画だ。

電池パックの組み立ては独マンハイム工場と米デトロイト工場で行う。

ダイムラーのトラック・バス部門は電気車両専門のチーム「Eモビリティ・グループ」を2018年に立ち上げた。同チームはシナジー効果をフルに活用するために、ダイムラー傘下の全商用車ブランド、セグメントに共通するアーキテクチャーを策定している。チームのネットワーク拠点は米ポートランド、独シュツットガルト、川崎市を中心に世界各地に分散している。

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