ベルリンに建設中の新空港「ベルリン・ブランデンブルク空港(BER)」は来年10月に開港する見通しだ。空港運営会社のエンゲルベルト・リュトケダルトルップ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、開港日は11月の監査役会で正式に決定する。同紙によると、ドイツ統一30周年に当たる10月最初の週末(3〜4日)を予定しているもよう。実現すれば、当初計画より9年遅れで開港することになる。
BERは当初、2011年10月31日の開港を予定していたが、工事の遅れや防災システムの欠陥を理由に何度も延期されてきた。同社長は、これらの問題はすでに解決されていると指摘。来年の開港予定が延期になる可能性はないと言い切った。
BERの開港とともに、ベルリンのテーゲル空港は閉鎖される。同シェーネフェルト空港は引き続き数年間、利用されるものの、BERの第3ターミナル開設後に閉鎖される。