機械業界受注9月も減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の9月の新規受注高は前年同月を実質4%下回り、これまでに引き続き縮小した。VDMAの主任エコノミストは「多くの通商紛争と保護主義の強まりに伴う負荷が弱まり世界的に投資が増える兆しは見えてこない」と述べ、受注の低迷は今後も続くとの見方を示した。

9月の新規受注は国内で9%、国外で2%落ち込んだ。国外の減少幅が小さいのはユーロ圏(ドイツを除く)が11%増と大幅に伸びたため。ユーロ圏外は6%減少した。

新規受注を特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、7〜9月は前年同期を実質8%割り込んだ。国内と国外がともに8%減少。国外の内訳はユーロ圏が1%増、ユーロ圏外が11%減だった。

1〜9月の新規受注も前年同期を実質8%下回った。国内が9%、国外が8%の幅で減少した。

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