BASFが3D印刷サービス会社買収

化学大手の独BASFは18日、3D印刷サービスを手がける仏スカルプテオを買収することで合意したと発表した。同サービス分野で競争力を強化する狙い。出資比率と買収金額は明らかにしていない。独禁当局の承認を経て買収手続きが今後数週間で完了すると見込んでいる。

スカルプテオは2009年の設立。独自開発のオンラインプラットホームを利用した3D印刷サービスを手がけており、顧客はデータをアップロードするだけで3D造形されたプロトタイプなどの実物を入手できる。パリに本社、米サンフランシスコに事業拠点を置く。

BASFは今後、スカルプテオのプラットホームを一段と発展させるとともに、これをグローバルなネットワークへと拡充していく。また、スカルプテオを傘下に収めることで、新たな3D印刷材料を迅速に市場投入できるようにする。

スカルプテオはBASFの傘下に入ることで3D印刷材料の幅を拡充する。3D印刷プロジェクトの立案段階から顧客を支援していくことも計画している。

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