電気配達車のストリートスクーター、米市場に来春進出

ドイツポストの電気配達車製造子会社ストリートスクーター(STS)は26日、米国市場に来年春に進出する計画を明らかにした。まずは東海岸と西海岸の計2都市で販売。2022〜23年には全国展開を図る目標だ。ドイツポストの広報担当者が9月に明らかにしたところによると、米国での現地生産も視野に入れている。

ストリートスクーターは独西部のアーヘンにあるライン・ヴェストファーレン工科大学(RWTH)のスピンオフとして2010年に設立された。これまでに約1万2,000台を生産。そのうち約1万台をドイツポストが使用している。ドイツ国外では蘭アムステルダムと墺ウィーンで同社車両が利用されている。

STSは欧州域外にも市場を拡大する計画で、3月にはヤマト運輸から宅配用の小型電気トラック500台を受注。9月には中国の奇瑞汽車と配達用EVを同国で共同生産することで基本合意した。

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